こんにちは、新座市でぎっくり腰・腰痛専門で施術している古屋と申します。
今回の記事は、体育大学に通っている10代女性のぎっくり腰について、実例に基づいて書いてみました。
どんな過程で改善していくのかをご参考にしてみてください。
主訴
左腰~背中に強い張りがあって、前屈や後屈、側屈などに強い痛みがあり、何も出来ないような状態。
発症に至った過程
日本体育女子大学でサッカーをやっていて、練習が終わるといつも左腰~背中に強い張りがあり
学校と部活、さらに生活費を稼ぐためにバイトもたくさん入れていて、なかなかストレッチなどもできる余裕もありませんでした。
最近、左足首を捻挫したり、左の膝にも痛みが出始めたりと全体的に左に症状が出やすい状態でした。
体育大学なので、授業などでも運動があったり、部活でもハードな運動、バイトはディスクワークで座ったままのお仕事。
実は、長時間座るという動作もとっても身体に負担をかけてしまいます。

人間は、身体がリラックスして伸びている状態が一番良い形なのですが、座っている形は上半身と下半身の筋肉を縮めてしまっているので
この形で、長時間いると、大げさに言うとこの形のまま固まってしまう!
また、動き出す時にいわゆる準備運動をしないで、急に動きだしたりすると固まったものを無理やり動かすので、ぎっくり腰、膝が痛くなったり、はたまた腰に激痛が出たりする原因につながってしまいます。
今までも身体からサイン(練習後の左側に出る痛み、足関節の脱臼、膝の痛みなど)が出ていたけど、いよいよ積もり積もったものが爆発してしまった形になってしまいました。
原因
オーバーワークにより極度に左側の筋肉の過緊張
特に、大殿筋、大腿筋膜張筋、腸腰筋、大腰筋の筋肉の過緊張が原因でした。
施術の内容
仰向きで下肢の筋肉と骨を整え、うつ伏せで骨盤の歪みを整えてあげると
前屈での痛みはかなり軽減したけど、後屈と側屈の時、左側にまだ少し痛み出るので最後に
ストレッチポールを使ったストレッチを行って頂いたら、痛みが完全になくなりました!

このストレッチは、中殿筋、大殿筋、大腿筋膜張筋などの筋肉をしっかり伸ばしてくれます。
実は、もっと簡単に伸びるストレッチというのもあるのですが、今回の方は関節の可動域が大きく、通常のストレッチでは効かないようなレベルだったので、10段階中難易度7くらいのストレッチを行って頂きました。
今後のアドバイス
お尻周りの筋肉が固まりやすいので、まとまった時間じゃなくても、間でストレッチを行うよう伝えました。
将来は、体育の教師を目指しているということだったので、将来の生徒たちの為にも今からしっかりと身体のメンテナンスを学んだ方が良いです。
セルフメンテナンスとどうしようもなくなった時は、すぐに駆け込んで頂くことを繰り返していくと
そのうちに、自分の身体のクセや扱い方が分かってきます。
自分の身体の扱い方を理解することで、人に教えるときにも生きてくるので、今がチャンスですよ!
最後に

人それぞれの生活のスタイルがあるので、しっかりとご自身の身体のクセを知り、その上で正しい施術とストレッチなどを行って頂くとことで
本当に、全く動けなくなるような腰の症状もあっという間に改善していけます。
腰、骨盤というのは本当に、人の土台の部分。家も土台がしっかりしていないと、崩れ、倒れてしまいます!
腰の症状でお困りの方は是非、この機会にお身体の症状を根本的に改善していきませんか?
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